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素材を集める |
素材となる映像や音源を収集します。
考えられる素材としては、
[音声のみ]
・個人で作成したWAV音源
・音楽CD
・MP3
・DVD
・ネットラジオ
[音声+映像]
・個人で作成したDV映像
・DVD
・インターネット上のコンテンツ (ダウンロード形式 or ストリーミング形式)
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個人で作成したWAV音源 |
PCに接続したマイク端子からWindows標準のサウンドレコーダ゙等を使用し、WAVファイルとして録音します
サウンドレコーダは長時間の録音(1分以上)は出来ないので、短い素材向きですが、
音源を扱うには一番、手軽にできる方法です。
もっと、長時間の素材、音質の良さをお求めの場合はSoundEngine、WAVREC等を使用してみてください。
音楽CD等で、リッピングできない場合など、マイク端子とスピーカー端子をコードで直結して、
アナログ録音する方法も使えます。
サウンドレコーダで録音を行なう場合は、マイクを使用可能にし、更に、ボリュームコントロールで
録音レベルの調整等をする必要ある場合があります。
「スタート」「プログラム」「アクセサリ」「エンタ−テイメント」「サウンドレコーダ」等で開きます。
次にボリュームコントロールを起動します。
「スタート」 「プログラム」 「アクセサリ」 「マルチメディア」 「ボリュームコントロール」
等で開きます。
この画面は,再生用の画面なので,録音用の画面にします。
「オプション」「プロパティ」の画面の中で、 録音を、チェックします。
「OK」をクリックして、画面を閉じ、「マイク」の部分の下にあるチェックボックスをチェックします。
さらに、レベル調整を行ないます。レベル調整はスピーカー出力とのバランスをみて、行ってください。
録音を行なうには、サウンドレコーダのスイッチのなかで,大きな赤丸のボタンを押すと,録音開始されます。
ストップボタンは,四角いボタンです。
録音中に、サウンドレコーダの録音レベルを示す、緑の波形が大きく、画面をはみ出すほど表示されていると、
音が大きすぎて割れている事を示しています。
この場合は、スピーカー出力レベルを下げるか、マイク入力レベルを下げるなどして、調整する必要があります。
レベルの調整が完了したら、任意の名前を付けて、WAVファイル形式で保存します。
「サウンドの形式」は、「PCM 44,100 kHz, 16 ビット, ステレオ」で十分です。
このような作業で素材をおおまかに収集しておきます。
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音楽CD |
手元にある音楽CDを素材として活用する方法です。
そのままCD-DAでは、素材として、使用できませんので、フリーソフトである、
CDex または CD2WAV32 等を使い、必要な曲だけを、まず抜き出します。
ここでは、CD2WAV32を使用して、説明をします。適宜、インストールしておいてください。
1.設定
WAVEファイルを作成する前に、まずCD2WAV32の設定を行います。
CD2WAV32を起動して、メイン画面の「設定」ボタンをクリックします。
2.CD-ROMドライブの設定
「設定」画面が表示されるので、「CD-ROMドライブ」タブをクリックします。
「使用するデバイス」に使用しているCD-ROMドライブの名称が表示されているか確認して下さい。
複数のドライブを使用している場合は、特に注意です。何も表示されていない場合は、
「再検索」ボタンをクリックして下さい。
以上で設定は完了です、「OK」ボタンをクリックして下さい。
3.トラック情報の読み込み
音楽CDをパソコンのCD-ROMドライブにセットして、メイン画面の「表示更新」ボタンをクリックします。
メイン画面右側にトラック情報が表示されます。
4.取り込みトラックの選択
読み込まれたトラック情報の中から、取り込みたいトラックをクリックして、選択します。
5.保存先フォルダの指定
バーの所にあるドライブをクリックして、左ウィンドウに保存先を指定します。
6.吸い出し開始
WAVEファイルへの吸い出しを行います。
「取り込み」ボタンをクリックするか、下の画面の赤枠部分を保存先フォルダにドラッグ&ドロップします。
(作成されるWAVEファイルは、再生時間5分の曲で約50MBの容量になります。HDの空き容量に注意です。)
保存先の確認メッセージが表示されるので「OK」ボタンをクリックします。
7.吸い出し中
吸い出しの最中に他の作業をしていると、作成されるWAVEファイルに雑音・異常音・音飛びなどが
入ってしまう場合があります。吸い出しが完了するまでパソコンを操作しない方が無難です。
8.吸い出し完了
吸い出しが完了すると下のメッセージが表示されます、「OK」ボタンをクリックして下さい。
先ほど指定したフォルダにWAVEファイルが保存されています。
以上で、変換する音楽CDのWAV化は終了です。
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MP3 |
Winny等のファイル交換ソフトを使って、GETした曲のファイルはほとんど、MP3の形式です。
そのためにMP3のファイルをWAVに変換するフリーソフト, SCMPX を使用します。
適宜、インストールしておいてください。
1.MP3ファイルを変換する
SCMPXを起動したら、「Convert」→「Single file」→「Decode to wav」を選択します。
2.始めに、変換したいmp3ファイルを開いて、次に、変換後のwaveファイルを保存するフォルダを
指定します。後は自動的に変換されます。
以上で、MP3のWAV化は終了です。
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DVD |
DVDの音声だけを抜き出して、着声として、活用する方法です。
必要なフリーソフトは
DVD Decrypter
DVD Decrypter 日本語化パッチ (任意でどうぞ)
DVD2AVI
です。以上をダウンロード、そして、インストールをしておいてください。
1.DVDからデータファイルを抜き出す。
基本的な使い方ですが、DVD Decrypterには3つのモードが用意されています。
DVD全部もしくは本編のみをコピーするのに適した「ファイルモード」
必要なチャプターを選択してコピーする「IFOファイルモード」
仮想DVDやDVD-Rへのコピーで利用する「ISOモード」
があります。
DVD-Rへのコピー (片面1層の場合のみ) や仮想DVDでの利用の場合は「ISOモード」、
それ以外は「ファイルモード」か、「IFOファイルモード」を利用します。
ここでは、まず、 DVD Decrypterの「IFOモード」を使用し、抜き出したい部分(チャプター)のデータを
選んで保存します。
他のモードになっている場合は、「モード(M)」「IFOファイル(I) I」か「I」キーを押し、このモードにしてください。
また、チャプターは、事前にプレイヤーで調べておいてください。
まず、コピー先の設定ですが、左側の「Destination」の欄に表示されています。
変更したい場合は、右側の黄色い「フォルダ」アイコンをクリックすると選択できます。
DVDより大きい容量がないとコピーできませんので注意してください。
左側の1番下にある「DVD→HDD」のボタンをクリックすると、コピーがスタートします。
上記のウィンドウが表示されたら無事、終了です。
ここで、作成されたVOBファイルなどは、後々、使用されますので、作品が完全に完成するまで
削除しないでください。
2.データファイルから音源のみを分離する。
DVD2AVI は、DVDの圧縮を解除して音声と映像を分離するソフトです。
このDVD2AVI を使って、抜き出したデータから 音源(WAV)のみを分離します。
DVD2AVIの音声出力の設定をして、保存しなおします。
メニューから「ファイル」「開く」で抜き出したデータ(VOB形式)をすべて選択し、開きます。
着声を作成する場合は、画面の一番下のスライダーバーを調整して、おおまかな始点と終点を
決定し、【 [ 】、【 ] 】ボタンで位置を確定します。
「音声」「出力形式」「WAVで出力」と、「48->44.1khz変換」「最高音質」を選択し、出力の設定をします。
「オプション」「情報表示」で、「Information」ウィンドウを表示させます。
「ファイル」「プロジェクトの保存」で、WAVファイルが自動的に分離されます。
下記のように「Information」ウィンドゥの「Remain」が「Finish」表示されたら無事、終了です。
以上で、DVDから必要な素材をWAVE化する作業は終了です。
作成されたWAVファイルはAudacity または SoundEngine 等を使用して、正確にカット、
編集を行ないます。
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ネットラジオ |
ネット上には、ストリーミングで音楽を聴くことが出来る「ネットラジオ」というものがあります。
特に、「SHOUTcast」と、呼ばれる無料のシステムを使ったネットラジオは高音質で人気です。
ここでは、UltraPlayerという、プレイヤーソフトを使用して、音源をGETします。
適宜、ダウンロード、および、インストールしておいてください。
(注意)インストール過程において、「ファイルの関連付け」ニ関する設定が出たら、チェックをはずす必要が
あります。このチェックをはずさないと、その他の関係のないメディアが「UltraPlayer」で再生されてしまいます。
1.まず、ファイルの関連付けを行なう。
ネットラジオ用の「PLS」ファイルに関連付けを行ないます。「Options」「Settings」と選択し、
「Internet Radio Streams」にチェックを入れておきます。
2.録音の設定を行なう。
「Settings」のウィンドウから、「Streaming」のタブを開き、録音ファイルの保存先と、名前を指定し、
「Save streams to MP3」にチェックを入れて、OK
3.放送を聞きながら、録音する
準備が出来たら、ネットラジオにアクセス。PLSファイルを直接開くと、ストリーミング放送が開始され、
録音されていきます。
4.このままでは、曲がつながった状態なので、 Audacityなど、MP3を編集できるソフトで必要な部分を
切り出し、WAVで保存します。
以上で、ネットラジオから必要な素材をWAVE化する作業は終了です。
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