◆保証人の種類

保証人は「単純保証人」と「連帯保証人」に区別されます。

法律上は保証人というと単純保証人のことを意味しますが、現実には債権者の要求する保証人は、連帯保証人であることが多いようです。

単純保証人には、「催告の抗弁権」と「検索の抗弁権」が認められていますが、連帯保証人にはこうした権利が認められていません。

「催告の抗弁権」とは単純保証人に対して、債権者が債務の履行を求めてきたときに、まず債務者に対して請求してほしいと主張する権利のことです。

「検索の抗弁権」とは単純保証人に対して債権者がいきなり財産の差し押さえをしてきたときに、単純保証人は債権者に対し、債務者が財産を持っていることを証明し、まず債務者の財産を差し押さえして、不足分があれば保証人に請求するように、と主張できる権利のことです。

ところが、連帯保証人には以上のような権利がなく、債務不履行の場合、債権者はいきなり連帯保証人に債務の履行を請求できるわけで、連帯保証人の責任を重く、事実上の連帯債務者となります

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